スタライの話がしたかったなどと供述しており
あんスタのスタライライブビューイングを観てきました。
忘れないうちに感想のようなものを書きたくて筆(キーボード)を取ります。
※ゆるりとしたネタバレを含むのですが、各メンバーの様子やセットリスト等は他の方のレポを見てもらった方がわかりやすいと思います。
記憶もあいまいなので正確ではないし、様子や語彙がおかしい部分はおそらく妄想なので読み流してください。
■スタライとは
あんさんぶるスターズのバーチャルライブのことです。実はこういったライブはサービス開始二年目にして初めてなので大変興奮します。
12/31の大晦日にも3回公演があり、昼の部と夜のカウントダウンの部がライブビューイング対象なので、お時間のある人はぜひ一度観てみてください。
ライブ・ビューイング・ジャパン : あんさんぶるスターズ!DREAM LIVE -1st Tour “Morning Star!”- 追加公演ライブ・ビューイング
ちなみに各ユニットのCDは現在第3弾まで発売中です。iTunesでも1曲ずつから購入できるので、よかったら試聴してってください。
あとジャケットの作画がすこぶる良いです。基本あんスタは作画が最高です。
■あんさんぶるスターズとは
stars.happyelements.co.jp
公式HPのキャラクター紹介がかなり親切です。
気になるキャラを検索すると、そのキャラと関連性のあるキャラも一緒に出てきます。
登場人数が多い作品だとこういうのは助かります。
※守沢千秋のプロフィール画面
ちなみに今回のスタライで登場するユニットはTrickstar、Knights、UNDEADの3組です。
★Trickstar
Trickstar | あんさんぶるスターズ!
あんスタのメインどころのユニットです。
おそらく「アイドル」と聞いて多くの人が思い浮かべるアイドルのイメージに最も近いユニットですね。
★Knights
Knights | あんさんぶるスターズ!
こちらも「THE アイドル」といったところです。質の高いパフォーマンスでファンを魅了する…みたいな、他のアイドル作品だったらライバルポジションで出てくるタイプ
★UNDEAD
UNDEAD | あんさんぶるスターズ!
魔王朔間零が率いる過激で背徳的な夜闇の魔物達です。アスレチックで小動物と遊ぶ仕事が来たりします。
Trickstar、Knights、UNDEADそれぞれのパフォーマンスを観てあらためてそれぞれのユニットとしての毛色の違いを感じて、また特に印象的だったのが「センター観」のようなものでした。
各ユニット曲のダンスの印象やMCでのメンバー同士の関係性、今まで「対プロデューサー(転校生)」の顔しか知らなかった彼らの「アイドル」としての一面など。
発見の連続だった素晴らしいライブでした。もう一度観たい。何度でも観たいのでBDを出して欲しい。
■Trickstar
ライブのトップバッターを務め、最後までキラキラしていて、ライブを楽しもう・観ている人を楽しませようというのが全身に感じられるパフォーマンスでした。
バーチャルライブだったのですが、1曲目のダンスは緊張のせいかゆうくんの動きが硬かったんですよ。ダンスの立ち位置もひとりだけ少しずれていたり、表情も少し引きつっているように見えたり。こんなことある…!?!?生きてる………!???と思いながら1曲目のHEART→ BEATERの最初のフレーズで普通に泣いてました。
あんさんぶるスターズ!ユニットソングCD第2弾 vol.10 Trickstar 試聴動画
「待ちきれないのさ歓声が呼んでいるから」って歌詞がずるい。
あんスタのゲームのストーリーは基本的に彼らのプロデューサー視点や彼らの視点(過去編など)で語られるので、そういったものを一度取り払って純粋に「観客」として彼らを見ることが出来る本当に貴重な機会でした。
Trickstarのパフォーマンスでは、たびたびステージの中央に集まって4人でポーズを決めたり、誰かしらとひっついてピースをしたり、「俺たち4人でTrickstar」感が前面に出ていました。
Trickstarにおけるセンターは「4人」
4人揃ってセンターでありTrickstarです。
来年アニメ放送を控えてるのでメインストーリーにはあまり深く言及しませんが、あのストーリーがあったから、より「4人で一緒にいること」を大切にしているんだなぁと思ってじんわりと涙腺が緩んでいきました。
「私たちが目指したものはここにあったんだ」と根拠はないけど、そう思わせる力があります。これがアイドルだ。
あんさんぶるスターズ!二周年記念MV『Rebellion Star』ショートバージョン
あと衣更殿めちゃくちゃダンス上手ですね。
というか、バーチャルライブなのにダンスに個人差があったり、歌っている途中にさりげなくピンマイクの位置を調整しているのはどうして…?やっぱり生きてるから……?
私たちの課金でZ軸が実装されてしまった…??
■Knights
Trickstarの曲が終わったあとに「ドゥン……」というSEが鳴って会場が静かになって、「えっ、何か来る…?来る…?」みたいなののあとにKnightsの紹介映像が流れてVoice of Swordが始まるんですよ。
いや本当にすごかったんですよ。Knights5人の姿がパッと現れた瞬間の存在感というかもう全身から貫禄が溢れ出ているんですよ。
「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD 試聴動画 第3弾♪
あともうパフォーマンスについては、個々のレベルがとても高い。特に瀬名泉。美しい。
転校生じゃない、観客に対しての「Knightsの瀬名泉」はこんなにも美しく気高いのか。助けてくれ…
Knightsはその名の通り騎士道ユニットという通り名が付いていて、おそらく観客を「お姫さま」と呼んだりするので客にとっての騎士(Knights)だと思うんですけど、私はずっと月永レオ(王様)に仕える騎士(Knights)だと思ってたんですよ。
それを確信した。月永レオがセンターにいる時のKnights、マジのガチ(語彙は諦めた)
ただセンターはレオだけではなく、全員がセンターになるパートがある。
人数の関係もあるけれど、Knightsの曲ではきちんと「今は○○がセンター」という時間があって、Knightsのセンターは全員なんですね。
Trickstarは全員「で」センターなんだけど、Knightsは全員「が」センターなんです。
メンバー全員がセンターを張れるくらいの実力を持っている。
ダンスの振りを観て、白鳥みたいに優雅に振舞っている印象が強かった。ユニット色を反映させたダンスと圧倒的な安定感を見せつける夢ノ咲の伝統的なユニットでした。
そしてそのレベルの高いメンバーの中に唯一混ざる1年生の朱桜司、とても輝いていた。
普段からあの先輩達にもまれながらレッスンをこなし、練習時間も経験も一番少ないのにあの場に堂々と立っているのは本当に凄いことだと思います。ほかの1年生にも観てほしい。みんなで見学していて欲しい。
腕を凛月にぐいっと直されてるところは1年生という感じがして良かったです。
ふとした瞬間に、私たちが普段見ている一面が垣間見えるのがたまらなくて。そういうのはプロデューサーの特権というか、1粒で2度美味しいみたいなアレよ……
元々のポテンシャルの高い子たちがKnightsに選ばれる(ユニットに入るには書類選考があるところもある設定)とはわかっていても、伝統のある「Knights」という肩書きが彼らをよりKnightsたらしめていると感じました。立場が人を作っている。
レオの「うっちゅ〜〜♪」から「Knightsの月永レオでした」への変わりようがそれを物語っています。
あとレオが泉の肩に手を置いて歌うところとか、泉のキックとか、メンバー同士が背中合わせになったりするところで会場(現地)も映画館もハチャメチャな黄色い声があがるんですけど、もう脳がうまく現実を処理しきれていなくて「あぁ……」という感嘆の息しか吐けなかった。胸がいっぱいだった。
あんさんぶるスターズ!ユニットソングCD第2弾 vol.03 Knights 試聴動画
Trickstarの「俺たちに会いに来てくれてありがと〜!」にも「会いたかったよ〜♡」って返すしKnightsの「俺たちKnightsを観に来たんだよねぇ?」にも「は〜い♡」って返すから夢も現実もわからねえんだ。ここがリアルだ。
■UNDEAD
アンデの女なので感想をめちゃくちゃに長く書きますがそのほとんどが実際にこの目で観たものなのか定かではありません。
コールアンドレスポンスに乗る余裕も黄色い声をあげる余裕もなくて、両の手の指を絡めてひたすら感謝していました。
登場前にスモークが焚かれて「こんなん…こんなんアンデじゃん…やばい、やばいよ…」と思ってたらMelody in the darkが始まる。
会場の一体感は完璧。紫のライトに染まったステージにアンデが殴り込みに来る。
「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD 試聴動画 第2弾♪
マイクスタンドが用意されていたのも最高だったし、みんなスタンド持つし、晃牙くんはスタンドをぶんぶん振り回す。
でもすっっごい楽しそうなんだよ…歌うことと踊ることと、なにより朔間先輩と同じステージに立つことが本当に嬉しくてたまらないんだろうなぁと思って私はもう、助けて……
ダンスは各自バラバラです。同じ振り付けのはずだけど、それぞれやりたいようにやってる。
アンデ自体が普段から全員揃うライブがほとんどない(という設定)のと、仲間同士の絆とかチームワークとは違ったところに重きを置いたユニットなので、ほんとよく作り込まれてるなぁと感動しました。
でも絆が無いわけではなくて、特に返礼祭なんかの時はもう絆より強い力で結ばれてしまった運命共同体なのでは…と思うくらいの絆パワーだし、でも絆パワーとかいうと(アンデの)みんな否定するし………アドニスは「そうだな」って言ってくれそうだけど…だから、なんだろう…お互い深いところで認め合っているけどわざわざ言葉にするのはUNDEADじゃないんだ…UNDEADはそういうのじゃない…
UNDEADは家族なの…We are UNDEAD…………!!!!私何言ってる………???
UNDEADにセンターという概念は存在しない。
ステージのどこにいても、それぞれが「俺を見ろ」と自由なパフォーマンスをする。
誰を見たっていいんだ。
朔間零のマイクスタンドって世界で一番幸せなマイクスタンドなんですけど、何度かスタンドを指でツツーッとなぞる時があるんだ。やばいでしょ。手つきがやばいんだよ。
同人誌で……見て……………無い!!!!!見てない!!朔間零とマイクスタンドの同人誌は見てない!!!
センター関連の話だと、朔間零って曲中もMCの時もほとんど端にいて、特にMCの時は他の3人に自由に喋らせてそれを見てるんだよね。
あのライブがあんスタ時間軸においてどの辺の頃のキャラ設定なのかはわからないけど、前線から退いて後の世代を育てることに専念すると決めた朔間零だった。
隠居寸前だった朔間零を1年の間で芸能界入りまで決心させる羽風薫はマジで何者なんだよ。奇跡かよ。
ユニットCDが第3弾まで出て、来年からキャラソンも出ることが決まった今の流れなのでめちゃくちゃお願いしたいんだけど、卒業後の朔間先輩と薫のユニットCDも出してほしい。(腹式呼吸)
朔間零のそこにいるだけで「朔間零」なのが本当にすごくて、大きな動きをしなくてもステージの端にいても目が離せない。
あとすごく安心感がある。後ろに朔間零がついていてくれてるから他のメンバーも好きなようにやれるんだよな…となんとなく思ったりしました。
Darkness4の朔間零がほんと宗教だった。宴-sàbado-
あんさんぶるスターズ!ユニットソングCD第2弾 vol.01 UNDEAD 試聴動画
アドニスは素直でまっすぐで心のきれいな子なんですよ…アドニスのMC最高だったでしょ…かわいいし面白いし、なんだかんだ他のメンバーもアドニスには優しくしてるところも最高。
「歌うのが楽しい」とか「UNDEADのみんなが好きだ」というのをオブラートに一切包まず言ってくれて、だいぶみんな救われてると思います。
晃牙くんと薫のそりが合わないように見えるのは、あれはなんというか、父親の再婚相手の新しい母親が気に食わない息子みたいな感じなので(他に合う表現が見つからなかった)時間をかけて分かり合っていければ良いなと思ってます。晃牙くんも根は素直な子なので、薫の集客力とかアイドルとしての実力については認めてはいるはず。
薫はあまりUNDEADのライブに参加しないって設定があるんですけど、そんなことしないでほしい………アタイ、アタイ薫に会いに行くから…薫ライブ出て………………
「タンポポちゃん♡」って言われて「こんなしなびたタンポポちゃんでもいいの……?」ってなった…………よくねーよ
女好きでチャラチャラしたイメージの薫なんですけど、薫のセリフの中で好きなのが「幸せな笑いを提供したい」ってものなんです。(キャラ紹介ページにも書いてある)
アイドルの才能ってそういうところにあると思ってるんですよね。容姿とか身体能力ももちろんあるんですけど、まず根底にそういった相手(ファン)への思いやりとか、幸せを提供したいと思えるその心がすでに才能のひとつだと思います。
誰かに幸せを提供する方法は何もアイドルだけではなく、他にもたくさんあります。その中からアイドルという表現方法を選んでくれたことを感謝して生きていきたい。
■誰にも得手不得手がある
どのユニットの子も、そういったファンへの思いを持っていると思います。ただ、それをどう表現するか・どう相手にアプローチするかとなるとかなり個人差が出てきます。
その点だとTrickstarは本当にすごいんですよ。4人の無理のない(多少は無理してるかも)形を目指した結果があのキラキラ感ですよ。UNDEADがあの方針で活動したら5秒で崩壊します。
でもそれでいい。TrickstarはTrickstar、UNDEADはUNDEADでそれぞれ自分たちの出来る一番最適な形に収まっていってるのがわかるから、あんスタのそういう多種多様なところが良いなと思ってます。
流星隊とか(ア、アイドル…?)という雰囲気のユニットもあるけれど、アイドルですよ。お前が信じるアイドルを信じろ。
UNDEADのDESTRUCTION ROADが大好きなんですけど、歌詞に「星を蹴散らして 闇の彼方へ」ってあるんですよ。
Trickstarは「We wanna be shining star with your smile!」ですよ……
最初はこれいいのか…?と思ったんですけど、良いんですよね。だってこれがUNDEADだから。
みんな同じ輝き方をする必要なんてなくて、こういうUNDEADが好きだなってこの曲を聞いた時思いました。
星が輝くには夜闇が必要だから………………………………
というようなことをスタライを観てから悶々と考えていました。
正直どのユニットのパフォーマンスでも基本泣いてたし、アイドルものに弱いのでほんと泣くんですよ。
あんスタが好きで本当によかったなぁと思えるライブでした。ありがとう。
少しでもそれを伝えたくてスタライ直後になんとか絞り出したツイートが
朔間零の足3メートルあった
— ざわっち (@zawacch1) 2017年12月2日
朔間零は身長179cm股下3メートルです。
最後に朔間零がUNDEADを結成する前に所属していた「デッドマンズ」の「Death Game Holic」を聴きながらお別れしましょう。